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曽我丘陵から見たスカイツリー

もう一年ほど前になりますがコロナ渦が始まったころ、気分転換に近場を歩き回ってみようということで曽我丘陵縦断ハイキングに出かけました。毎日のように曽我丘陵を見ていますが、足を踏み入れるのは初めてです。国府津駅から新松田駅までを三時間半ほどかけて縦断しました
そして、事前に曽我丘陵のどこかからスカイツリーが見えるとの情報を得ていたので、googleマップで場所に当たりをつけて出発しました。

当たりをつけた場所に到着して東の方に目を凝らすと、肉眼でもスカイツリーを確認できました。すんなり見えたので拍子抜けです。双眼鏡だとはっきり見えます。
この場所の標高はそれほどでもないのですが、ちょうど多摩丘陵の微高地の隙間にスカイツリーが位置し、運良く見えるようです。これより南側、北側では見ることはできません。

中央に確かにスカイツリーが写っています。

曽我給料から見たスカイツリー1
曽我丘陵から見たスカイツリー1
曽我丘陵から見たスカイツリー2
曽我丘陵から見たスカイツリー2
曽我丘陵から見たスカイツリー3
曽我丘陵から見たスカイツリー3

撮影場所は以下になります。

以上、スカイツリーを遠くから見てみよう第二弾でした。

箱根駒ヶ岳山頂から見た東京スカイツリー

芦ノ湖の傍らにそびえる箱根駒ヶ岳。
標高約1350メートル、小田原の街から山頂までバスとロープウェイのみで到達できるお気軽絶景スポットです。

あるサイトで調べたところ、障害物に遮られなければ理論的には1350メートルの高さからは約140キロメートル先まで見ることができるとのことで、以前から駒ヶ岳山頂からスカイツリーが見えないものかと思っていました。
これまでは霞がかかっていたり、天候がいまひとつで確認ができなかったのですが、ついに先日箱根駒ヶ岳山頂からスカイツリーを撮影することができました。
撮影したカメラはNikonのD7100、レンズはTAMRONのB016です。

箱根駒ヶ岳山頂から見たスカイツリー
箱根駒ヶ岳山頂から見たスカイツリー

スカイツリーをはじめ池袋や新宿など東京各地の高層ビル群、横浜みなとみらい21やベイブリッジ、さらに東京湾を越え千葉市のビル群も確認できました。
肉眼でもスカイツリーや東京方面一帯に広がるビル群が確認でき、東京が世界有数の巨大都市であることを実感できる眺めでした。

箱根駒ヶ岳山頂から見た池袋、新宿
箱根駒ヶ岳山頂から見た池袋、新宿
箱根駒ヶ岳山頂から見た横浜市
箱根駒ヶ岳山頂から見た横浜市

西側に目を向けると駿河湾の向こう、日本平や静岡市の様子も確認できました。もしかしたら浜松市のアクトタワーも見えるかと思いましたが、手前の山に遮られこれはさすがに無理なようです。

箱根駒ヶ岳山頂から見た静岡市
箱根駒ヶ岳山頂から見た静岡市

もちろん麓の小田原市の様子は手にとるようにわかります。

箱根駒ヶ岳山頂から見た小田原市
箱根駒ヶ岳山頂から見た小田原市

そして富士山の雄大な姿はくっきり、その向こうには赤石山脈もはっきり見えます。神奈川県にいながら長野県を見ることができるというのもすごい話です。

箱根駒ヶ岳山頂から見た富士山と赤石山脈
箱根駒ヶ岳山頂から見た富士山と赤石山脈

上田市塔めぐり その2

安楽寺に引き続き今度は前山寺に向かいます。

前山寺は上田鉄道別所線、塩田町の駅から南にひたすら歩くこと約30分、距離にして約2.5キロメートルの位置にあります。多少の山登りもあるため結構疲れます。まあ歩いて行く人もあまりいないのでしょうが…

・前山寺三重塔
前山寺三重塔は室町時代初期に建てられました。高さ約20メートルで、屋根はこけら葺となっています。最大の特徴は2重目、3重目に扉も窓もなく、周りに廻縁がないことです。それもそのはず、実はこの三重塔は未完成と言われています。
しかし、未完成とは言いながら全体としてみると、不自然さは感じられず、安定と調和を保っています。
日本では昔から建物は完成した瞬間から老朽化が始まるとされており、あえて未完成とすることでいつまでも残ることを願ったのかもしれません。確か日光東照宮の陽明門も、柱を一本だけ逆に設置して未完成状態にしてあったような…

前山寺三重塔1
前山寺三重塔1
前山寺三重塔2
前山寺三重塔2
前山寺三重塔3
前山寺三重塔3
前山寺本堂
前山寺本堂

上田市塔めぐり その1

上田城登城(登城記はこちら)のため、色々と調べ物をしていると、実は長野県上田市は塔の宝庫だということがわかりました。上田市内には以下の塔があります。

・安楽寺八角三重塔(国宝)
・前山寺三重塔(重要文化財)
・信濃国分寺三重塔(重要文化財)

時間の都合上すべては回れませんでしたが、安楽寺八角三重塔と前山寺三重塔に行ってみました。

・安楽寺八角三重塔
安楽寺は上田電鉄別所線の終点、別所温泉駅から歩いて15分ほどのところにあります。
別所温泉は信州最古の温泉地で、鎌倉時代に北条氏が別院として使用していたため、その保護により大いに栄えました。
そのため、現在でも鎌倉時代の建物や石塔が数多く残り、「信州の鎌倉」と呼ばれています。

安楽寺に残る八角三重塔は、建立年代は明らかではありませんが、鎌倉時代末期というのが定説になっています。北条氏の供養塔として建てられたものと伝えられています。高さは約19メートルですが、半分近くが「相輪」と呼ばれる頂上の飾りであり、かなり小ぶりな印象を受けます。四重の塔に見えますが、初重の屋根はひさしに相当する「裳階(もこし)」です。最大の特徴は平面が八角形であることです。八角塔は記録では京都や、奈良にあったことがわかっていますが、現存するのはこの塔のみで、極めて貴重なもので堂々の国宝に指定されています。長野県の山奥(失礼!)ににこのような立派な建物が残っていることに驚きました。
重要文化財は意外とたくさんあるのですが、国宝はその中でも特に貴重なもののみに与えられる称号で、国宝を見ることができ大満足でした。

安楽寺八角三重塔1
安楽寺八角三重塔1
安楽寺八角三重塔組物
安楽寺八角三重塔組物
安楽寺八角三重塔2
安楽寺八角三重塔2
安楽寺八角三重塔と紅葉
安楽寺八角三重塔と紅葉