普段は神奈川県西部から東京スカイツリーを遥か遠くに眺めている自分ですが、先日10年ぶりにスカイツリーに行ってきました。
目的は”スカイツリーからはどこまで見えるか”を確認することです。理屈で言えばスカイツリーが見える場所はスカイツリーからも見えるはずですが、実際どうなのか。
前回は地上450メートルの天望回廊まで登りましたが、地上350メートルの天望デッキとそこまで眺望は変わらなかったため今回は天望デッキ止まりとしました。
結果はちょっと残念な”思ったより遠くまではくっきり見えない”でした。
12月8日、冬で天気は快晴ということもあり遠くまでくっきり見えることを予想していたのですが、遠くは黄色っぽくモヤがかかっており鮮明には見えません。冠雪した富士山もくっきり見えるかと思いきや輪郭が見える程度でした。
今年はかなりの暖冬で当日の最高気温は約18度、冬用コートを着て歩き回ると暑いくらいの陽気で、これにより空気があまり澄んでいなかったのかもしれません。大都会ゆえに空気が少々汚いのかな、とも思いました。
新宿方面を見ると高層ビル群の左にうっすらと富士山の輪郭が確認できました。写真にもうっすらと輪郭が写っています。
東京タワーの横にできた麻布台ヒルズは東京タワーの高さ333メートルを超えた高さ350メートル、現時点で日本一の高層ビルです。
東京タワーのはるか後方にはっきりとした山影が確認できます。方角と山の形からおそらく湘南平のある高麗山かと思います。そのさらに後方のうっすらとした山影は箱根山かと思います。
ほぼ真下の浅草は手に取るように様子がわかります。直線距離で約3キロの上野あたりもよく見え、東京国立博物館の大きな屋根が目立ちます。
千葉方面に目を向けると東京ディズニーリゾートの現実離れした建物(良い意味で)が目立ちます。沖にはタンカー、上空には羽田空港に離着陸する飛行機が見えます。
どうしても確認したかったのが牛久大仏です。牛久大仏までの距離は約48キロ、高さは120メートルで、理屈的には遮蔽物がなければ確実に見えるはずです。
実際に確認はできました。ですが、双眼鏡を使ってなんとかといった感じで、写真に撮るとかろうじて写っているかな?といった程度です。写真中央にうっすら写っているのですがわかりますか。日光の向きや空気の澄み具合ではもっとはっきり見えると思います。
スカイツリーからの帰り道、浅草周辺をぶらぶら散歩していると隅田川沿いで可愛らしい鳥を発見。調べてみると、この鳥が有名なユリカモメとのことでちょっと興奮。近づきすぎると逃げてしまうのでひっそりと写真に収めて帰宅しました。